Cycas revoluta 鳳尾薫 そてつ 顕花植物として一番最初に現れたのがソテツの仲間です。化石の分類では古生代約2億年位前にシダ植物から進化し胞子に代わり精子が卵子と受精するという完全な雌雄別のある植物が蘇鉄類となったようです。発生の源発地は中国雲南あたりではないかと考えられているようですが詳しくは分かっていません。現在でも中国には多くの種が発見され最近の報告(1998)では19種となっています。中生代の恐竜が栄えた後期ジュラ紀から白亜紀(約1億5千年前)にかけての時代の最盛期を迎え、その時期には広く地球上を覆いその頃の化石は日本の北海道や栃木、高知などで大量に発掘されています。その後より進化した植物に徐々に駆逐され、現在は他の植物と競合の少ない海岸、砂漠、岩磔地帯に生き残っている種が多くみられます。現在、蘇鉄科は9属に分類され種数は120〜200とされています。分布は南アフリカ、マダガスカル島からインド、中国南部、東南アジア、オーストラリア、中南米と広く、各大陸が移動した後それぞれの地で独自の進化を遂げたものである。我々の島に生育している蘇鉄は蘇鉄科、蘇鉄属に属し学名でCycas revoluta Thunb(キカス レボルタ)という種である。蘇鉄属は中国を中心としてインド、タイ、ベトナム、インドネシア、オーストラリア、台湾、フィリピン、南西諸島、唯1種がマダガスカルにあり、今のところ83種であるが将来的にはもう少し新種の発見があると思われる。この中で奄美の蘇鉄は緯度的には最北の分布になります。謎の多い不思議な植物が蘇鉄です。今後もこのページでもいろいろと蘇鉄について紹介したいと思います。 陽当たりの良い場所に置いて育てて下さい。実生より4年以上作られた商品です。
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